【白血病や癌】入院生活の中で見つけた時間の使い方─日々の過ごし方と気づき

コトバ

入院生活が始まると、普段の忙しい生活とは全く異なるリズムで日々が進んでいきます。
仕事に追われる日々から、一転して治療を中心にした生活に。朝が早いのは、どこの病院でも同じです。
朝6時起き、そして夜10時就寝。入院中は、生活のリズムが決まっているので、意外と規則正しい毎日が送られます。

ただ、治療の副作用が強く出ない日は、かなりゆったりとした時間が流れます。
病院にいると、どうしても時間を持て余すことがあるので、その時間をどう過ごすかが大切でした。

私にとって、ノートパソコンは必須アイテムでした。
無線ではないものの、優先LANでインターネットに接続できる環境は本当にありがたかったです。
パソコンさえあれば、調べ物もできるし、YouTubeでお笑いを見て笑ったり、DVDを見て気分転換したり、時間をどう使うかには困ることがありませんでした。

もちろん、読書も欠かせませんでした。
本に没頭することで、入院生活の中でも精神的なリフレッシュができたし、知らなかった知識を得ることもできました。

しかし、入院中で最も重要だったのは、リハビリの時間です。
長期間横になっていると、退院後に体が弱ってしまうことがあるので、足腰を強化するためのリハビリは必須でした。

病棟内を歩いたり、踏み台昇降をしたり、エアロバイクを漕ぐ時間が、本当に大切だと感じました。
特に、体力が落ちないように意識的に動くことが、退院後の生活の質を大きく左右すると思います。

また、病院にはデイルームという患者同士が集まって話せる場所もあり、そこでは気分転換に他の患者さんとお話しすることもできました。
同じ病棟にいる患者さんと会話を交わすことで、孤独感を感じずに過ごすことができ、逆に励まし合ったり、気持ちを軽くすることができました。

こうして毎日過ごしていくと、時間は本当にあっという間に過ぎていきます。
病気になった多くの方が、これまで仕事に追われてきた人が多いのではないでしょうか。
そのため、入院中は治療はもちろん大切ですが、それだけではなく、入院生活を少しポジティブに捉えることも大切だです。

まったりとした時間や、自分がやりたかったことを少しずつできる時間ができる、これは入院生活の中で得た貴重なものだったと気づきました。
治療がある中でも、少しの気分転換を挟みながら過ごすことで、精神的にも身体的にも少しずつ元気を取り戻せたように思います。

時は金なりと言いますが、入院生活の1日は、意外とあっという間に過ぎていきます。
忙しい毎日の中では感じられなかった、「今この瞬間」を大切にする時間を、入院生活の中で改めて感じることができました。

もし今、入院中の方がいたら、ぜひ自分のペースでやりたいことを見つけながら、入院生活を過ごしてほしいと思います。
その時間が、きっと治療の力になるはずです。

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