急性骨髄性白血病をプラスに捉えた話

退院

私を襲った病

2014年9月、当時32歳であった私を突如襲った
急性骨髄性白血病※FAB分類M2、t(8; 21)転座あり)
人間ドックも受診していた。毎日運動もしていた。煙草も吸わない。健康体。
運命は容赦ない。
生きたい。生きるためには闘うしかない。
2014年10月から始まった病との闘いは壮絶だった。
副作用、失神。寛解導入療法1回で非寛解(1回目の抗がん剤が効かなかった)。
抗がん剤投与後、白血球の自然回復がかなり遅く、急遽グラン投与(2回目の抗がん剤)
骨髄移植も見据え兄2人の白血球の型を調査。兄2人はフルマッチ、私だけ合わず。
重篤な感染症である敗血症ショックで生死を彷徨うが、奇跡の回復。
2015年6月寛解を維持し、骨髄移植せずに完全退院。
8カ月の闘病期間、気持ちの捉え方や価値観など、自分にとって多くの経験が培われた。
そして、多くの出会いも生まれた。
なにより、病と闘う自分の術、心のコントロールも確立できた。
白血病との闘病経験は、自分に多くのものをもたらしてくれた。
次の道は、再発せず治癒の目安となる5年を迎えること。

人生1度きり 闘病者の心を救いたい

治癒目安までの5年は、とにかく笑うことに意識を傾けた。
そして・・・
2021年8月の定期外来で、完全寛解丸5年。
治癒。
再発することなくこの日を迎えた。
本当の意味でのリスタート。
治療を通じて心に刻んだこと。
人生は一度きり。
“だからこそ、時間は有限、1秒1秒を大切に、無駄にしない”
だからこそ、やりたいと思ったことは挑戦しよう。
この闘病経験と自分が治療に挑んだ術を伝えていこう。
多くの闘病者やその家族が苦しむ心を支えたい。
さらには、闘病者以外にも、日頃マイナスに考えてしまいがちな方々の心の負担も軽くして、ちょっとでも前を向けるようにしたい。

退職 メンタルコーチの道へ

2025年3月をもって20年勤めた公務員を退職。
本格的に自分の強い想いである、闘病者やその家族、マイナスに考えてしまう方々の心を救うため、スタート。
はじめに2つの高校で高校生に向けて闘病経験と乗り越えた術を講演した。

大きな病気に向かうメンタルがすごい。誰かのために頑張るという気持ちを大切にして、小さいことにも感謝していきたい。

「マイナスのことをプラスに捉える方法が理解できた。今足を怪我しているけど、この出来事をプラスに捉えようと思えた。」

かなりの反響の声をいただいた。
この手応えとともに、一歩一歩進んでいく

オンライン相談、講演活動、研修・講座。受付中です。

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