2回目の抗がん剤治療が始まると、副作用の出方も強くなることが多いです。私の場合、治療を受けてから2日目には、すぐに満腹感や倦怠感を感じ、食欲がほとんどなくなりました。それでも、なんとか3食は食べるようにしていましたが、次第にそのペースを維持するのが難しくなってきました。
3日目には、朝食を全く食べられず、食べたら間違いなく吐いてしまう状態に。昼食もほとんど食べることができず、食べていないのにゲップが止まらず、体が全く動かない状態になっていました。お風呂に入る前には突然吐き気に襲われ、思わず嘔吐してしまいました。
こうなると、食べられないことに対する焦りや不安も出てきます。体調が悪くなる中で、食べられなくなっていくことがさらに辛く感じるのは、誰もが経験することだと思います。しかし、病院ではその状況に配慮して、食べやすい食事に変更できるようになっていることがあります。私が入院していた病院では、食事の内容を「ライト食」に変更することができました。ライト食は、見た目は常食の半量程度、栄養量は基礎代謝を満たす内容に調整されているもので、少しでも食べることができるようサポートしてくれました。
さらに、食べられないときにお願いしたら、スーパーカップという小さなアイスを出してもらうことができました。アイスは甘さがあり、喉を通りやすく、ほんの少しでも食べることで少しでも栄養を取ることができました。
また、できる限り自分の口から栄養を摂取することが重要だと医師からも言われていました。気持ち悪さを感じながらでも、少しでも食べられるものを口にすることが、体調回復に繋がります。私自身も、気分が悪い中でもできる限り口にしたいと思い、家族に頼んで準備してもらった小分けされたアイス「ピノ」を重宝しました。一口サイズで食べやすく、気分が悪い中でもなんとか食べることができたので、食事が取れない時間帯にはピノで少しでも栄養を補いました。
アイスは、デイルームという共同スペースの冷凍庫で保管されていて、気軽に取り出して食べることができたのでとても助かりました。
また、食べられるものを食べることが大事ではありますが、食事がどうしても摂れない場合には、無理せず他の方法を取ることも大切だと感じました。カップラーメンを食べている患者さんもいましたし、私もアイス以外にも自分が少しでも食べられるものを探しては口にしていました。最初は食事がうまくいかないことに不安を感じるかもしれませんが、その時はあまり無理に食べることにこだわりすぎず、少しでも食べやすいものを口にすることが大事です。
2回目の抗がん剤治療では、食事の面でも自分の体と向き合いながら、無理せず調整し、体を支えていくことの大切さを実感しました。治療中の副作用に対処するためには、食事の工夫や、少しでも食べられることを意識することが心身の回復につながります。
ちなみに私が食べていたピノはアソートのものでした。ドン・キホーテとかならもう少し安く売ってそうな気もしますが、一応リンク貼っておきますね。
アソートではなく、通常の味のみ
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