前回のブログでも触れたように、1回目の寛解導入療法は、私にとって思うような結果を残せませんでした。本来であれば、1回目の治療が成功し、寛解導入療法をクリアできていれば、次のステップとして地固め療法に進む予定でした。しかし、私はその目標を達成することができず、もう一度寛解導入療法を受けることになったのです。これは言い換えれば、崖っぷちに立たされるという状況でした。
では、2回目の治療に向けて私に必要だったことは何か。それは、1回目の治療をしっかり見直すことだと気づきました。もちろん、医学的なことは病院に任せるべきですが、私ができることは、自分自身の入院中の過ごし方や気持ちの整理でした。
気づいたことの一つは、私が気負いすぎていたことです。私の性格は、どうしてもストイックに物事を進めてしまうところがあり、そのため過剰に頑張りすぎてしまった部分がありました。例えば、副作用の吐き気対策として、自分で水分をかなり摂取していたこと何かもその一つです。もちろん、水分摂取は大切なことでいいのですが、過剰に頑張りすぎてしまうということが私にはあります。
特に1回目の治療の時に思ったのは、体力づくりに関してです。私はエアロバイクをかなりの頻度で漕ぎ、病室内ではスクワットや筋トレをやりすぎていました。抗がん剤治療を受けている最中、これらの運動が医学的にどう影響したかは正直わかりません。しかし、疲れが溜まりすぎることで免疫力が低下するということは、体感として感じていました。
1回目の治療を振り返ったとき、私は過度なストイックさが原因で、結果的に免疫力が低下し、治療に影響があったのではないかと感じました。疲れすぎていたため、体の回復が遅れたのではないかと考えるようになったのです。そこで、2回目の治療に向けての心構えとして、私は適度な運動を心がけるということに決めました。
適度な運動とは、体を動かすことは大切ですが、無理をしないことです。エアロバイクを漕ぐ時間や頻度、筋トレの強度などを適切に調整し、体調を優先して過ごすことが、治療の進行に良い影響を与えると感じました。体力づくりや運動は、回復を早めるために必要なものですが、無理をすると逆に体を壊してしまうということを痛感したのです。
再入院前の準備として、私は自分自身の過ごし方を見直し、2回目の治療に臨むための心と体の整え方を考えました。治療の合間にリフレッシュすることはもちろん大事ですが、無理しないことが最も重要だと改めて実感しました。
治療中、無理をしてしまうことは誰にでもあります。しかし、少しでも自分の体に優しく接し、心と体を大切にすることで、治療の負担を軽減することができるのだと感じています。次回の治療に向けては、より健康的で持続可能な生活スタイルを取り入れ、治療を前向きに進めていくことを誓いました。
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