抗がん剤治療を始めると、どうしても副作用が心配になり、すぐにでも体調の変化が現れるのではないかと思う方が多いかもしれません。しかし、実際には、すぐに副作用が出るわけではありません。治療が進んでいく過程で少しずつ現れることが多いため、投与前からあまり過度に緊張したり、身構える必要はないと感じました。もちろん、個人差はありますが、私の場合、1クール目(1回目の治療の約1か月)の段階では、倦怠感や吐き気といった副作用はほとんど感じませんでした。この2つについては、2クール目の時に表れましたね。
と言っても吐き気については、1クール目のときから、自分でできる対策として、まず水分摂取を徹底的に行っていました。吐き気止めが事前に投与されることに加え、抗がん剤を投与する際には、ソルデム輸液(ポカリスエットの成分に似たもの)も一緒に点滴され、水分が体に取り込まれます。ただ、この吐き気止めとソルデム輸液とは別に、自分でも水分を摂取することが大切ということで指導が入ります。
毎日の水分摂取量を記録することが求められるので、その摂取水分量を看護師さんが確認してくれました。水分を意識的にしっかり取ることで、体内に投与された抗がん剤を尿として排出し、吐き気を和らげることができると感じました。
もうひとつ大きな副作用として、脱毛があります。1クール目に抗がん剤が投与されてから約2週間後には髪の毛が抜け始めました。最初の頃は、もしかしたら、その抜けていく勢いにびっくりされる患者さんも多いかもしれません。でも、それも治療の一環。副作用が出るということは、しっかり抗がん剤が体の中で作用しているという証拠でもあります。必ず回復する過程の一部だと感じるようになります。
脱毛に関しては、女性の方々にとってはショックが大きいかもしれませんが、必ず新しい髪の毛は生えてきます。私はニット帽を用意して、抜け毛が気になる時には枕元を清潔に保つためにコロコロクリーナーを使いました。髪の毛の抜け具合は個人差があるため、こういったアイテムを準備しておくことで、少しでも快適に過ごせると思います。
また、骨髄抑制による白血球数の低下が原因で、免疫力が低下し、感染症のリスクが高まります。私は口の中に潰瘍ができ、かなりの痛みを感じました。これも治療の一部ではありますが、感染症のリスクを避けるためにも、手洗いや衛生管理を徹底し、必要に応じて医師から指示を受けることが重要です。
抗がん剤治療で最も怖いと感じることは、感染症にかかりやすくなることです。しかし、吐き気や脱毛に関しては、どちらも治療が進むにつれて必ず落ち着きます。脱毛も一時的なものであり、女性にとっては心理的な負担が大きいかもしれませんが、時間が経てば新しい髪が生えてくるので、焦らずに受け入れることが大切です。
私の経験を通して、抗がん剤の副作用に対する恐れや不安は自然なことですが、必要以上に心配せず、心の準備をして治療に臨んでほしいと思います。治療はつらい時期もありますが、少しでも自分を楽にできる方法を見つけて、前向きに進んでいくことが大切です。
最後に、自分で摂取する水分は、いわゆる普通のペットボトルの水で良いです。私の場合は、いろはすにしていました。
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