【白血病や癌】闘病中の体調管理―少しの変化を見逃さないことが命を守る

コトバ

闘病中に大切なことの一つに、自分の体調の変化に敏感になることがあります。
特に白血病のような重い病気の治療中、体調のわずかな変化が大きな問題に繋がることがあります。私は、2回目の寛解導入療法の際、まさにそのような状況を経験しました。

あの日、突然の異常な寒気に襲われ、体中が震え出しました。その震えは、私の体が異常に震えるほどで、ベッドがまるで揺れ続けるほどのものでした。まさに自分の体の異変に驚くとともに、看護師さんたちがすぐに対応してくれました。温かい布団や毛布、電気毛布、湯たんぽなどを持ってきて、とにかく私を温めようとしてくれました。

呼吸も急に苦しくなり、酸素吸入器を装着されることになりましたが、酸素測定器を指に装着しようとしたにもかかわらず、かなりの震えがあったためうまくはまらずに、私の状態が急激に悪化していることを実感しました。そして、熱もどんどん上昇して、最終的には40.6度まで達しました。

その後、気持ち悪さがさらに強くなり、嘔吐することになりました。
看護師さんたちは冷静に対応してくれましたが、私自身は、体がどうなってしまうのかと思った瞬間でした。
結局、抗生剤を投与されたことで少しは落ち着きましたが、熱が完全に下がることはなく、最終的にカテーテルを抜く処置を行った後に状態が改善していきました。

この体験で改めて感じたのは、カテーテルからの感染リスクの重要性です。白血病の治療中は、抗がん剤を投与するとしばらく血液の回復が遅れるため、感染のリスクが非常に高まります。実際、ほんの些細なことで感染して熱が出たり、体調が悪化したりすることがあります。私のケースも、そのような感染症の影響を受けてしまったのです。

そのため、治療中は体調の些細な変化にも敏感になり、常に自分の体を見つめ直すことが求められます。もし何か体調に不安を感じたり、いつもと違う異変を感じたときは、すぐに看護師さんに伝えることがとても大切です。あの時のような急変を防ぐためにも、些細な違和感でも見逃さないようにすることが命を守るためには重要です。

闘病中は、時に体調が不安定になりがちですが、何かおかしいなと思った時には、早めに看護師さん等に伝える勇気を持つことが大事です。自分の体の声に耳を傾けることが、回復を早めるための第一歩だと思います。

この経験を通して感じたことは、自分の体調をしっかり管理し、些細な変化でも見逃さないことの重要性です。そして、周囲の支えを受けながら、焦らずに冷静に対処していくことが、治療を乗り越えるための一助となると実感しました。

闘病生活を少しでも軽くするためには、自分の体調に意識を向け、何か気になることがあればすぐに対応することが最も大切だということを、この経験を通じて深く学びました。

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