コトバ

前回、病気に関する情報収集の大切さについてお話ししましたが、今回はその続きです。実は、情報を集める過程で避けて通れない現実がありました。それは、同じ闘病をしている人たちのブログで、治療が奏功せず、命を落としてしまったという報告に直面すること...

病気にかかると、誰しもがまず最初に思うのは、「自分の病気はどんな病気なんだろう？」ということです。私も、最初に白血病を告知されたとき、その後に続く治療の内容や副作用について、さまざまなことを調べました。「白血病って何？」「どんな治療が行われ...

病気になったことを、友人に報告するかどうか。これは、本当に人それぞれだと思います。病気の種類や症状の重さによっても違うでしょうし、特に「がん」という大病の場合は、抗がん剤治療の副作用で見た目にも変化が現れることがあります。髪が抜けたり、顔色...

病室のベッドサイドに設置されたモニター。少し前までは「入院中にテレビを見るための機械」というイメージが強かった。ところが、私が入院していた病院のモニターは、それだけでは終わらなかった。その画面から、食事のメニューを選べるのだ。病院食というと...

私には兄弟がいる。しかも、男ばかり3人兄弟だ。そんな男だらけの家庭で、子どもたちを育ててきた母は、それはもう大変だったと思う。もちろん、私たち3人とも例に漏れず反抗期があり、母にとっては、気が休まる時間などなかったはずだ。聞けば、母は私を妊...

突然、病気で入院することになる――。これは誰にとっても予想できることではありません。私自身もそうでした。それまで当たり前のように毎日働いて、忙しく仕事に追われていた日々。そんな日常が、病気によって一変し、「しばらく仕事を離れなければならない...

入院中、病棟から見える景色というのは、意外にも私にとってはとても大切な存在でした。白血病の治療を受けるため、抗がん剤を投与し、副作用で血液の数値が下がって免疫が低下すると、無菌病棟から出ることができなくなります。そのため、面会者の制限もあり...

入院生活が始まると、食事も大きなポイントになりますよね。私が入院したガンセンターでは、病院食を選べるシステムがありました。ベッドサイドの画面から、献立の写真を見て、主食や副菜を自分で選べる仕組みです。病院食というと、あまり満足できないという...