【白血病や癌】1回目の治療で突きつけられた現実 ― 崖っぷちの2回目へ

コトバ

前回のブログでも書きましたが、私にとって1回目の寛解導入療法は思うような結果を残せませんでした。
白血球の回復が遅いだけでなく、血液検査ではすでに再び Blast(白血病細胞) が確認されてしまったのです。

そこで主治医の判断で「一度、骨髄の中を詳しく調べてみよう」という流れになりました。
その結果は――「不合格」。

つまり、骨髄の中にまだ5%ほどの白血病細胞が残っており、寛解の合格ラインである 血液学的完全寛解 に届かなかったのです。
私にとっては、計画通りに進むと信じていた最初の治療が、ここで大きく崩れてしまいました。

この“不合格”という結果が意味するものは、ただ治療がうまくいかなかったというだけではありません。
それは同時に、当初の予定にはなかった「2回目の寛解導入療法」へと進まざるを得ないということ。さらに、骨髄移植の準備まで進める必要があるということでした。

要するに、治療のスタート地点からいきなり大きな逆境に立たされてしまったわけです。
抗がん剤治療は、命を懸けた闘いです。1回目の治療で完全寛解に到達できなかった私は、もう後がない状況。次の2回目の治療では、どうしても合格ラインを突破しなければならない、まさに「崖っぷち」に立たされていました。

では、そんな絶望に近い状況に置かれたとき、私はどう気持ちを切り替えたのか。
その具体的な考え方や、心の整え方については、私が今行っている「前向きメンタルの作り方」のコーチングの中で、希望者にしっかりお伝えしていきたいと思っています。
また改めてこのブログの中で紹介していきます。

命の治療と向き合いながら、どう希望を失わずに進んでいけるのか。
あのときの経験は、今の私の活動の根っこになっています。

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