入院生活の中で、「なかなか眠れない夜」を経験した方は多いのではないでしょうか。
私も治療中、何度もそうした夜を過ごしました。以前ブログで「睡眠薬との付き合い方」についてお話ししましたが、今回は“薬に頼る前にできる工夫”として、私自身の体験をお伝えしたいと思います。
眠れなくなる原因は、人それぞれですが、入院生活ではこんな要素が重なります。
・自宅とは違う環境
・ベッドや枕の感触が合わない
・同室の方との生活リズムの違い
・夜中のトイレの足音
・輸液ポンプのアラーム音
・そして、治療に対する不安 など
最初の1〜2日なら「仕方ない」と思えるかもしれません。
けれど、眠れない夜が続くと、心身のバランスが崩れ、ますます眠れなくなるという悪循環に陥ってしまうことがあります。
そんな時に私が助けられたのが、“YouTubeの「睡眠用動画」”でした。
ジャンルとしては、大きく分けて次の2つです。
・波の音や雨音など、自然の音でリラックスできるタイプ
・音楽にプラスして「声」が入っているタイプ(語り・朗読・雑学など)
私は、自分に合う動画を選び、2人部屋ではイヤホンで、1人部屋では小さな音で流しながら眠りについていました。音に集中しているうちに、自然と意識が遠のいていく——そんな穏やかな眠りが訪れたのを今でも覚えています。
この経験から、「自分でも誰かの心に寄り添えるような動画を作ってみたい」と思い立ち、今回、睡眠用の癒し動画を制作しました。
ただ音を流すだけではなく、撮影した夜空の映像とともに、私自身の声を入れています。
込めた想いは2つ。
・少しでも前向きな気持ちで1日を終えてほしい
・安らぎを感じながら眠りにつける時間を届けたい
正直、自分の声を使うのは少し照れくさい部分もあり、まだまだ棒読みかもしれませんが(笑)。
でも、「あの時の自分が欲しかった音や声」を形にするつもりで作っています。
私の声は9分程度ですが、動画自体はそのまま寝落ちても良いように4時間30分程度で制作しています。
始めたばかりではありますが、これから少しずつ動画を増やしていく予定です。
もしよければ、チャンネル登録やグッドボタン(いいね)で応援していただけると嬉しいです。
皆さんの眠れぬ夜が、少しでもやわらぐように——そんな願いを込めて。



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